こんにちは。院長の中村です。

患者様から「補綴(入れ歯、セラミック)を専門にやっているクリニックをやっと探して来ました～。」探すの大変だった、とおっしゃって来院されるケースが多く、入れ歯を作りたいけれど、なかなか専門のクリニックが見つからなくて、なんて言葉も良く耳にします。

歯科クリニックにもそれぞれの分野に特徴があります。今回は、患者様からは分かりにくいそれぞれの専門性について、認定医、専門医、指導医の違いについてご説明致しますね。

歯科には国家試験合格後もそれぞれの科に学会が認定する認定医、専門医、指導医と言う制度があります。それぞれ厳しい条件があります。勿論何もなくても歯科クリニックは出来ます。

『補綴専門医、補綴指導医　インプラント専門医、インプラント指導医　矯正認定医、矯正専門医、矯正指導医　麻酔認定医、麻酔専門医、麻酔指導医のように、』

●認定医とは
　適切な歯科治療の経験があり、継続管理を相談できる、研鑽意欲の高い歯科医師（3年毎の更新）

●専門医とは
　歯科補綴学の専門的知識および臨床技能・経験を有する優れた歯科医師（5年毎の更新）

●指導医とは
　専門医を取得済みで、認定研修機関(主に大学病院)において指導することができる歯科医師

「補綴歯科専門医」について
補綴歯科専門医とは、歯科医師の中でも、歯の欠損や修復に特化した専門家のことを指します。欠損した歯を再建するための治療や、歯の形や色を修正するためのセラミック治療、入れ歯や義歯の製作、インプラント治療などを専門的に行います。

補綴歯科専門医は、歯の構造や機能を深く理解し、歯科治療に必要な技術や素材に精通しています。欠損部位や治療目的に合わせて、適切な治療法を選択し、患者に合った治療計画を立てます。また、治療後のケアやメンテナンスに関する指導も行います。

補綴歯科専門医は、歯科医師の中でも専門的な分野であり、専門医資格を取得するには、大学病院や専門医研修施設での研修を経て、試験に合格する必要があります。

東京都内でも専門医、指導医を有するクリニックは実際、数が少なくだいたい20件ぐらいです。

 

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