歯医者で麻酔をした時の患者様からのいくつかの質問
- 2024年1月23日
- 歯科
こんにちは。院長の中村です。
歯医者さんで虫歯の治療前に麻酔をしますよね。痛いのが嫌なのでガッツリ麻酔をして下さいという要望の患者様もいれば、麻酔でドキドキした経験があり、麻酔に少し不安感があったりする患者様等々さまざまです。
今回は歯医者で麻酔をした時の患者様からのいくつかの質問にお答え致しますね。
●歯医者の麻酔はどれくらいで切れますか?というご質問です。
歯医者で使われている麻酔の持続時間には、浸潤麻酔法と伝達麻酔法、表面麻酔法の3種類あり、それぞれ効き目の持続時間は異なります。 一般的な浸潤麻酔法の効き目の持続時間は2〜3時間で、伝達麻酔法の場合は4〜6時間です。 表面麻酔法であれば、10〜20分ほどで麻酔が切れるでしょう。
●歯医者の麻酔で心臓がドキドキするのはなぜかご存知ですか?
治療する部位に麻酔成分(リドカイン)が長くとどまるようにするために、その部位の血管を収縮させるのがアドレナリンの主な役割です。 しかし、このアドレナリンは、血圧を上昇させたり、脈を速くする働きもあるので、注射直後から10〜20分くらい心臓がドキドキすることがあります。
●歯医者で麻酔をした後、全身がかゆくなることがあります、それはなぜですか?のご質問に対しては、
歯科で使われるリドカインという麻酔薬に対するアレルギーです。 アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。 麻酔をした後全身にかゆみや蕁麻疹、腫れ、喘息や呼吸困難が起こります。 しかしリドカインにアレルギー反応を起こす人は0.00007%と極低頻度ですが起こる可能性があります。
●歯医者の麻酔で気を失ったらどうすればいいですか?
脳に向かう血液が減り、気分が悪くなったり、顔面蒼白になったり、意識がもうろうとなったり、失神して倒れてしまったりするのです。 ほとんどの場合は、治療を中断し、安静位で症状が落ち着くのを待てば問題ありません。
●歯の麻酔は体に悪いですか?
“歯科用麻酔”は、体に悪いのでしょうか? 答えは、NOです。 通常の歯科治療で幅広く使われている歯科用局所麻酔薬は、中毒やアレルギーが起こりにくく、安全性は高いとされています。 それでも、歯科治療において麻酔をした後に具合が悪くなった経験がある方もいらっしゃると思います。
●歯医者の麻酔で異変は起こりえますか?
歯医者で行う麻酔の副作用には、他にめまいや眠気、じんましん、けいれんなどが起こるケースもあります。 しかし、他の副作用も含め、麻酔薬による副作用なのか患者の不安や緊張などメンタルなものによるものなのか、わからないケースがほとんどでです。 出血によるものや、寝不足などの体調不良によって気分が悪くなる可能性もあります。
歯のことならば石神井公園駅前四季デンタルオフィスへご相談を。