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医療コラム

電動歯ブラシって?|石神井公園駅前四季デンタルオフィス|石神井公園駅徒歩1分の歯科

電動歯ブラシって?

こんにちは。院長の中村です。

今回は、電動歯ブラシってどんな方法?についてご説明致します。

手磨きの場合、歯ブラシを自分で動かし続けてプラークを除去する必要があります。しかし、持ち運びもできて手軽にどこでも磨ける点や電動歯ブラシに比べコストがかからないというメリットがあります。手磨きでプラークをしっかり落とせる技術のある方は、こちらで十分だと思いますが歯磨きにかける時間は多少必要となります。

 

 

電動歯ブラシは種類にもよりますが、基本的に動かす必要は無く、ブラシを歯に当てることにより短時間で均一にプラークが除去できます。手磨きでどうしても磨き残しが出てしまう方や、歯ブラシに時間をかけられない方などに適しています。しかし、手磨きに比べ持ち運びに不便で歯ブラシ部分の交換などにコストがかかってしまうデメリットもあります。

電動歯ブラシの種類として、

日本で売られている電動歯ブラシには「高速運動電動歯ブラシ」、「音波歯ブラシ」、「超音波歯ブラシ」の大きく分けて3種類があります。

また、歯ブラシだけではお口の中全体の約6割しか磨けないと言われています。歯と歯の間にプラークが残ってしまうので、歯ブラシと共にデンタルフロスや歯間ブラシなどを用いて歯間部の清掃を行う必要がありますので要注意です。

 

 

 「高速運動電動歯ブラシ」

電動歯ブラシが開発された初期からある型で、ブラシが内蔵されたモーターにより振動や回転運動(2000〜7500回転/分)をすることでプラークを除去します。比較的安価な機種もあり、手磨きのようにブラシを動かす必要はありません。

 

 「音波歯ブラシ」

電動ブラシの上位機種に多く見られるタイプで、ブラシ部分に音波振動(3万回〜4万回/分)を発生させてプラークを除去します。音波振動に加え、細かな気泡や水流を発生させることで歯垢を除去する機種もあります。ブラシを動かす必要はありません。

 

 「超音波歯ブラシ」

ブラシ部分に超音波振動(100万回〜150万回/分)を発生させてプラークを破壊、浮き上がらせて除去します。超音波振動は非常に細かい振動なため、ブラシを当てるだけではプラークの除去効果はなく、手磨きと同様に動かす必要があります。

 

これらを比較すると短時間で効率的にプラークを除去するのに適したものは、商品名でいうとブラウン・オーラルBなどに代表される「高速運動電動歯ブラシ」やフィリップス・ソニッケアーなどに代表される「音波歯ブラシ」がブラシを当てるだけでプラークを除去できるためおすすめです。

 

短時間で虫歯・歯周病にならない歯磨きの仕方についてお話ししてきましたが、虫歯や歯周病の予防のためには、ある程度歯磨きに時間を割いていただく必要がどうしてもあります。その中でも効率的に磨ける電動歯ブラシは時間短縮には繋がりおすすめいたしますが、ブラシの当て方など使用方法を間違うと手磨き以上に磨き残しが出てしまうこともあります。そのため、電動歯ブラシを購入した際には使用方法を練習した方が安心ですよ。

 

手磨き、電動ブラシ、どちらが良いかとは、はっきり言えませんが、普段から使っていて慣れている方がよいと思います。

 

 

 

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