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医療コラム

矯正治療について。|石神井公園駅前四季デンタルオフィス|石神井公園駅徒歩1分の歯科

矯正治療について。

こんにちは。院長の中村です。

 

今回は、石神井公園駅前四季デンタルオフィスの矯正治療についてご説明致しますね。当院の矯正担当ドクターは、公益社団法人 日本矯正歯科学会認定の指導医の先生です。

 

矯正治療にかかる期間は個人差が大きく、予定していた期間よりも長引いてしまうことも少なくないようです。一方で、期間については治療を受ける患者様自身の取り組みも大きく左右しています。治療をできるだけ早く終わらせるために重要なのは「きちんと器具を装着する」「通院予約を忘れない」など、歯医者さんとの約束はしっかり守ることですよ。何事も、おさぼりせず、あせらずに、地道にコツコツと治療を続けていきましょう。歯科医に任せきりではなく、ご自身の努力が矯正治療を長引かせないコツですよ。

 

まず歯列矯正した方がよい噛み合わせとは、

 

歯の噛み合わせは個人差が大きく、悪い噛み合わせをそのまま放置しておくと、痛みが出たり、虫歯や歯周病になりやすくなったりしてしまいます。

 

 

 悪い噛み合わせと良い噛み合わせを見分ける基準

前歯の位置と

上下の歯の噛み合わせ

 

悪い噛み合わせと言われても、具体的にどういったものが悪い噛み合わせなのかがわかっていないと、治療に行くべきかどうか判断できません。

 

悪い噛み合わせと良い噛み合わせを判断する基準をいくつか紹介させていただきますね。

 

前歯の位置

良い噛み合わせの前歯の位置は、上の前歯が下の前歯よりも2~3mmほど出ている状態です。一方、悪い噛み合わせは、下の前歯が上の前歯より前に出ていたり、3mmよりも大幅に上の前歯が出ていたりします。

 

また、前後だけでなく左右の位置も重要です。歯並びが良い噛み合わせの場合、上下の前歯の真ん中が一直線上に揃います。一方、悪い噛み合わせだと、上下の前歯は左右にずれて一直線にはなりません。

 

上下の歯の噛み合わせ

良い噛み合わせだと、上下の歯を閉じたときに隙間がなくしっかりと噛み合います。一方、悪い噛み合わせだと上下の歯と歯の間に隙間ができ、歯がかっちりと噛み合うことができません。

 

歯と歯根の並び

歯と歯が接している部分は「コンタクトポイント」と呼ばれ、良い噛み合わせだとこの部分にズレがありません。一方、悪い噛み合わせだとコンタクトポイントがズレたり、歯と歯の間に隙間ができたりします。

 

また、歯は見えている部分以外にも、歯茎の中でそのまま下に生え続けています。その見えない部分である歯の根っこ(=歯根)が、レントゲンで撮影したときに並列になっているのが良い噛み合わせです。悪い噛み合わせだと、並列にはならずガタガタしてしまいます。

 

顎関節への負担と輪郭

良い噛み合わせだと顎関節(奥歯と耳の間辺り)への負担は少なく、歯を閉じた時に痛みを感じることはありません。一方、悪い噛み合わせだと顎関節への負担が大きく、何かを噛んだときに痛みを感じたり、顎関節症のリスクが高くなったりします。

 

また、悪い噛み合わせだと横からみたときの輪郭が、上の前が突き出ていたり、顎が突き出ていたりするなど崩れてしまいます。

 

 悪い噛み合わせになってしまう原因としては、

 

子どもの頃からのクセ

幼少期に指をしゃぶったり、何かを噛んだりするクセがあった人は噛み合わせが悪くなってしまいがちです。こどもの歯は未熟で発育段階にあるため、こうしたクセで簡単に歯が曲がってしまうのです。

 

食習慣

小さい頃から柔らかいものばかり食べてきた人は、噛む力が発達しにくく、骨格が弱くなりがちです。そのため、噛み合わせが悪くなる傾向にあります。

 

虫歯や歯周病

虫歯になると、歯が溶けたり治療の際に歯を削ったりするため、元の自然な歯並びが崩れてしまいがちです。また、歯周病も進行すると歯や歯を支える歯茎が弱くなり、噛み合わせが崩れてしまいます。

 

さらに、悪い噛み合わせは歯磨きがしにくく虫歯や歯周病にかかりやすいので、余計にそれらの症状を進行させてしまうのです。

 

遺伝や加齢

噛み合わせが悪くなる原因は、自分ではどうしようもない場合もあります。

 

例えば、遺伝で生まれつき歯並びや噛み合わせが悪い人などはこれに該当するでしょう。また、加齢によって歯茎はどうしても弱くなってしまいます。そのため、年を重ねると歯が動きやすくなり、それに伴い噛み合わせは崩れやすくなってしまうのです。

 

 

噛み合わせを改善するために行われる歯列矯正の概要やメリット・デメリットなどを説明していきます。

 

まず、歯列矯正の概要

歯列矯正とは、その文字通り「歯列」=「歯並び・噛み合わせ」を矯正する治療法です。

 

ブラケット矯正

もっとも代表的な矯正治療で、ひとつひとつ歯に矯正装置をつけて動かしていく方法です。いくつかある治療の中で、もっともキレイに歯列を矯正できますが、口を開けたときに矯正器具が目立つという難点もあります。費用は80万円ほど、治療期間は2年半~3年ほどです。

 

 

歯列矯正には以下のようなメリットがあります。

 

歯並び、噛み合わせが整う

悪い噛み合わせによる痛みがなくなる

歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病にかかりにくくなる

顔、輪郭のバランスが良くなる

コンプレックスが解消できる

歯列矯正のデメリット

歯列矯正には以下のようなデメリットがあります。

 

治療中に痛みを伴う

治療費が高額

治療中に歯茎が下がることがある

後戻りしやすいので、治療後も後戻りを防ぐ装置をつけておく必要がある

 歯列矯正をしてコンプレックスを解消

歯並びや噛み合わせが悪いと、それが原因で人前でしゃべったり笑ったりするのが苦手になってしまうケースも珍しくありません。また、悪い噛み合わせはコンプレックスなどの精神的なデメリットだけでなく、痛みの発生、虫歯や歯周病になりやすいなど身体的なデメリットにもかかわってきます。

 

歯列矯正は、治療費が数十万~と高額なだけでなく、治療期間も数年単位と長期に及ぶ治療です。ただ、その分治療が終了したときの精神的・身体的なメリットはかなり大きな治療と言えるでしょう。

 

歯は一生モノの器官です。もし、自分の歯並びや噛み合わせで日常生活に何らかしらの不都合を感じているのであれば、一度治療を検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

矯正治療は、乳歯期からはじめるⅠ期治療と、永久歯期からはじめる2期治療とに分かれています。各々の先生によって矯正治療に対する考え方が大きく異なります。矯正治療をされている先生の話をよく聞いて、気になることはどんどん質問してくださいね。しっかりと納得した上で矯正治療に取り組むことを強くお勧めしますよ。

 

矯正治療を早く終わらせるには? 期間を長引かせないための注意点

矯正治療に興味はあるけど、なかなか一歩踏み出せない。そのネックの1つになっているのが「治療期間」という人も多いと思います。一度はじめると数年はかかってしまう矯正治療ですが、治療を受ける人の取り組み1つで期間が大きく変わってしまうこともあるようです。

 

矯正治療にかかる期間については、最初の歯並びの状態や治療方針、使用する矯正装置によって大きく変わります。したがって、一概に何年とは言えないのが正直なところです。大まかな目安を挙げるとすれば1~3年ほど、複雑な治療になると3年以上かかることもあります。

 

 

 

矯正治療が予定していた期間よりも長引いてしまうこともあります。

 

矯正の治療期間には個人差が大きく、当初予定していたより長引くことも少なくありません。これは患者さんの歯並びの状態や習癖(無意識にしているクセ)、年齢などによります。また、歯が動くスピードも実際に治療をはじめてみないとわからないことが多いので、数カ月~半年ほどのズレがでてしまう可能性はありますよ。

 

 

矯正治療が長引くケースとしては

 

治療を受ける患者側の事情で、治療が長引いてしまうケース

 

例えば、矯正治療では「顎間ゴム」といった患者さんご自身で装着したり、交換していただいたりする器具があります。このような器具を歯科医の指示通りにきちんと着けるかどうかで、治療のゴールも大きく違ってきます。

 

 

 

指示通りに器具を着けなかったり、装着時間を守らなかったりすると治療が長引いてしまうのですよ。

 

 

 

矯正治療ではそのほかにも、「口呼吸」や「舌のクセ」など歯並びを悪くする習癖を改善するトレーニングも並行しておこないます。このトレーニングも患者さん自身にご家庭でしっかり実践していただかないと歯並びが後戻りしてしまい、結果として治療が長引いてしまいます。

 

 

 

ほかにも、治療が長引いてしまう原因としては、

 

 

通院の予約を守らなかったり、固定式の装置が外れたときにそのまま放置するなども治療が長引く原因になり得ます。さらに矯正治療中にむし歯や歯周病になると、場合によっては治療を中断しなければならないケースもあるため、こちらも要注意ですよ。

 

 

 

矯正治療を長引かせず、できるだけ早く終わらせる注意点

 

矯正治療をスムーズに進めるためには我々矯正歯科医の技術だけでなく、患者さんの協力も不可欠です。したがって、まずは「歯科医から指示されたことは必ず守ること」「通院の予約も必ず守ること」が治療を長引かせない一番のポイントでしょう。さらに、治療中はむし歯や歯周病にも十分注意して、毎日のセルフケアもこまめにおこなっていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

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