歯周病の原因と解決法
- 2025年7月21日
- 歯周病
こんにちは。院長の中村です。
今回は歯周病の原因と解決法についてお話しますね。
歯周病の原因
白くネバネバしたプラークは、やがて硬い歯石になって歯磨きだけでは除去できなくなってきます。
白くネバネバしたプラークは歯周病菌などの細菌のかたまりだが、やわらかいので歯磨きで取り除ける。プラークを磨き残しで取り除けずに放置すると、やがて硬い歯石に。歯石になると歯磨きだけでは除去できない。
歯周病になると歯が抜け落ちる!
歯周ポケットにプラークや歯石がたまり、菌が繁殖して炎症を起こす。自覚症状があまりないまま、歯槽骨が溶けて歯が抜ける
歯周ポケットにプラークや歯石がたまり、菌が繁殖して炎症を起こす。歯肉の腫れや出血を起こすが、大した自覚症状のないまま進行し、やがて歯槽骨が溶けて歯が抜ける。
こんなに怖い!歯周病は全身の病気に影響
●脳梗塞
●認知症
歯を欠損し、脳に噛む刺激がいかなくなると、認知症を引き起こす一因に。歯周病の人は脳梗塞に2.8倍なりやすいともいわれます。
●誤嚥性肺炎
のみ込む力が低下し、食道へ入るべき食べ物などが誤って器官や肺に入ってしまうことで発症する肺炎。その原因となる最近の多くは、歯周病菌であるといわれる。
●心筋梗塞
●狭心症
歯周病菌が全身へ運ばれ、動脈で炎症を起こすと動脈硬化の原因に。それが進行すると狭心症や心筋梗塞を引き起こすリスクを高めます。
●早産
妊婦の場合、歯周病が早産や低体重児出産などの引き金にもなります。
●関節リウマチ
関節リウマチがあると歯周病が進行。その逆もあり、関節リウマチと歯周病には、相互関係があることがわかっています。
●全身疾患
・糖尿病・動脈硬化・メタボリックシンドローム・骨粗しょう症・がん
骨粗しょう症の人は歯周病のリスクが高く、重度の歯周病はがんのリスクを高めます。
自分の歯に合った磨き方を習慣に
では、健康寿命を延ばすには、どうしたらよいのか。
「まずは、正しい歯磨き習慣をつけること。単純に朝昼晩の3度磨いているからよいというわけではありません。確実に汚れを落とす歯磨きは、とても難しいもの。ほとんどの人が正しく磨けていないのが実情です」
歯並びや歯肉の状態は人それぞれ。特に中高年になると歯茎が下がり、細菌のかたまりであるプラークがたまりやすくなる。
「自分の口腔内の状態に合った歯ブラシや歯間ブラシのサイズ、歯ブラシの当て方、動かし方などを、信頼できるクリニックで正確かつ確実に教わる必要があります。鏡を見せてもらいながら磨き残しやすい部分を教わったり、プラークがたまりやすい場所を繰り返し指摘されることで、徐々に自分の口の中をイメージしながら磨けるようになります」
あなたの口に合った歯磨きをするのは実はとても難しいこと。だからこそ、歯科医院で教わり、日々の習慣にすることが重要なのですよ!
石神井公園駅前四季デンタルオフィスでお待ちしております。