歯医者さんに行ったら虫歯だと言われ、治療したら痛くなった経験ありませんか?
こんにちは。院長の中村です。
歯医者さんに行ったら虫歯だと言われ、治療したら痛くなった経験ありませんか?
治療する前は痛くなかったのに
これにはわけがあるのです。
●歯の神経がある場合
虫歯の進み方をみてみます。
CO(:要観察歯:Caries Obervation)CO→C1→C2→C3→C4の順に進行します。
以前は、C3あるいはC2の後期(虫歯が歯の神経にかなり近づいた状態)にならないと
歯の神経に虫歯菌は入っていない、と考えられていました。
しかし最近では、歯の一番外側のエナメル質が破壊され、その内側にある象牙質に、少しでも虫歯が侵入すると、全てのケースにおいて歯の神経に虫歯菌が入っており、しかも歯の神経に炎症が起きるということが解明されています。
ここに治療前は痛くなかったのに治療後に痛くなるケースの理由が隠れているのですよ。
治療後に痛くなる場合、実はすでにその歯の神経の炎症はもう治らないレベルにまで
悪化していた、ということになります。
では、どうしてそこまで悪化しているのに、今まで何ともなかったのでしょう?
それは炎症自体が慢性で、ゆっくり進行していたからです。
しかもその慢性炎症が、治療の刺激によって急性化したら痛くなったのです。
虫歯って、1日や1週間でできると思いますか?
いきなり歯の神経を取らなければいけないところまで1日や1週間で進行すると思いますか?
さすがにそんなことはあり得ませんよね。
虫歯は、硬い歯を、ゆっくり年月をかけながら、ゆっくりと歯を溶かして進行していくのですよ。
ということで、
痛くなかった歯が治療したら痛くなる場合は、
すでに歯の神経が炎症をおこしていた、ということになります。
とりあえず今は、痛くないし大丈夫なんて思っていたら、
神経までいっていたなんてことにならないように石神井公園駅前四季デンタルオフィスで定期的に検診クリーニングしましょうね。