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医療コラム

歯を失う原因の歯周病について。|石神井公園駅前四季デンタルオフィス|石神井公園駅徒歩1分の歯科

歯を失う原因の歯周病について。

こんにちは。院長の中村です。

 

日本人が歯を失う原因の1つである「歯周病」について。じつは歯周病を発症しているにもかかわらず、自覚がない人も少なくありません。そもそも、歯周病とはどのようにして発症するのか?のメカニズムについてご説明致します。

 

 

歯周病になるのはどうして?

 

歯周病は、

 

簡単にご説明しますと、歯周病菌という細菌に感染したことによって起こる炎症です。歯周病をそのまま放置すると、歯を支える骨が溶けるといったように重症化することもあります。

 

まず、どうして歯周病にかかるのかと言うと、

 

 

 

多くの場合、歯と歯肉の境目の清掃が行き届かないでいることが原因で歯周病は発症します。その隙間に磨き残しがあると細菌が溜まりやすくなり、繁殖してしまうのです。

 

 

歯周病を

そのまま放置してしまいますと、重症化して歯を抜かなければならなくなることもあります。実際、日本で30歳以上の人が歯を失う最大の原因はむし歯ではなく、歯周病です。それだけでなく、歯周病菌は毒素や炎症性物質を大量に放出し、これらが血流にのって全身に運ばれることにより、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの血管障害を起こしたり、糖尿病を悪化させたりすることもあります。

 

 

 

石神井公園駅前四季デンタルオフィスでは、どのように歯周病の治療をおこなうのかと言いますと、

 

 

 

軽度の場合は、歯石を取ることで改善します。しかし、すでに症状が進んで重症化している場合には、歯ぐきを切開して歯周病菌を取り除いたり、重症な方は、外科的な処置が必要になることもあります。

 

 

 

歯周病になりやすい人、となりにくい人、

 

 

歯周病の原因は1つではなく、様々な要因が重なり合って発症しています。そのため、一概に「歯周病になりやすい人」と「なりにくい人」を分けることは困難です。ただし、一般の人に比べて歯周病の発症リスクが高い人はいらっしゃいます。

 

 

 

どんな人が歯周病になりやすいのか?と言いますと基本的には、

 

 

歯磨きがしっかりできていない人です。あまり歯磨きをしない人はもちろんのこと、歯磨きをしても磨き残しが多いといった正しく磨くことができていない人は、口内に菌が残るため歯周病になるリスクが高まります。

 

 

ほかにも、歯周病にかかりやすい人の特徴として、

 

 

 

喫煙の習慣がある人も、歯周病になりやすいとされています。タバコの煙の影響で歯ぐきの血流が悪くなり、歯ぐきに酸素や栄養素が行き届かなくなります。その結果、歯ぐきの健康状態が悪化して免疫力が低下し、歯周病菌に感染しやすくなると考えられています。

 

 

喫煙と歯周病には密接な関係があるのですよ。

 

 

タバコに含まれるニコチンは唾液の分泌を抑制してしまいます。唾液には、プラークや歯石をつきにくくするという働きがあるため、喫煙者に限らず口の中が乾きやすい人は唾液が抑制されることで、歯周病の発症リスクや悪化するリスクが高まってしまいます。

 

 

 

そのほかにも、どんな人が歯周病にかかりやすいのかと言いますと、

 

 

例えば、糖尿病の人は歯周病になりやすく、悪化しやすいと言われています。糖尿病になると血糖値が高くなって、免疫を担う白血球の働きが鈍くなります。そのため、全身の免疫力が低下し、細菌に感染しやすくなってしまうのですね。

 

 

 

糖尿病の人はより一層、歯周病に気をつけなければならないのですよ。

 

 

さらに、歯周病になるとインスリンの働きが抑えられ、血糖値が上がりやすくなり、糖尿病が悪化してしまいます。つまり、歯周病と糖尿病はお互いにリスク要因となり得るのですよ。

 

 

 

糖尿病以外に、歯周病に気をつけた方がいい人としては、

 

 

歯並びが悪い人や歯ぎしりなどで歯にダメージがある人も要注意です。歯並びが悪いと歯磨きをしても磨き残しが多くなり、そこに菌が溜まりやすくなります。また、歯や歯ぐきへのダメージがひどくなると、歯周病を発症しやすくしてしまいますね。

 

 

様々な要因が複数重なり、歯周病が発症していることが多いのですね。

 

 

あとは、女性と歯周病の関係にも注意が必要です。じつは、女性ホルモンの「エストロゲン」や「プロゲステロン」は、歯周病の元となる菌の増殖を促し、わずかな歯垢や歯石も歯周病へ進行させてしまうことがあります。とくに妊娠中の女性は、女性ホルモンの分泌が活発になるので、歯周病に注意してください。

 

 

 

歯周病にならないために大事なこととしては、

 

 

口腔内の環境を清潔に保つことが一番です。そのためには、食生活や生活習慣を見直すことも大切です。間食を控えたり、食後には必ず歯を磨いたりして、口の中を綺麗に保つ時間を長くしましょうね。

 

 

 

治療よりも予防を重視すべきなのです。

 

 

歯周病は、「すでに発症したものを治療する」より、「発症しないうちから予防する」という感覚を持つことが大事です。それから、歯周病の予防や治療は、歯科医師任せにするのではなく、自分で予防するという意識を持つことも必要になってきます。歯磨きに対するモチベーションを高く持ち、歯周病を予防することを心がけましょうね。

 

 

 

歯周病は、自覚症状がないままどんどん進行してしまう病気です。そのため、定期的に歯科医院を受診して、メインテナンスをするようにしましょう。3カ月に1回は通院して、歯周病がないかどうか確認して歯石の除去をしてもらいましょう。また、歯磨きも自己流になりがちなので、正しく磨けているかどうか、歯科衛生士にチェックしてもらうことも大切です。そこで歯に対するモチベーションを高めていただければと思います。

 

 

歯周病は歯や口の中だけの問題ではなく、全身の疾患に関わるということを理解すれば、歯周病の重大さがわかるはずです。歯周病にならないために、正しい歯磨きと、定期的な受診を心がけましょうね。

石神井公園駅前四季デンタルオフィスへ。

 

 

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