歯の神経を出来るだけ残す治療について
- 2023年11月23日
- 根管治療
こんにちは。院長の中村です。
歯の神経を出来るだけ残す治療についてご説明致します。
歯の神経を取ってしまうと、歯に栄養がいきわたらなくなり、歯がもろくなってしまいます。もろくなると折れたり欠けたりするリスクが高まります。
虫歯が重症化して神経(歯髄)まで病巣が達した場合は、神経をとって根の治療(根管治療・根幹治療)を行うのが一般的です。しかし、当院の神経を残すかどうかの診断基準は、日本よりも厳しいアメリカの診断基準よりもさらに厳しいもの。日本の一般的な歯科医院では神経を取ってしまうケースでも、当院なら残せる可能性があります。
厳しい条件下でも神経を残すことを可能にするのが、精密な診断と治療、そして殺菌効果や封鎖性の高い「MTA」及び「バイオセラミックス」という特別な材料です。
石神井公園駅前四季デンタルオフィスでは神経を保存するために、従来から3mixやドッグベストセメントという材料をいち早く取り入れてきました。しかし今では更に治療結果の信頼性が高く、体になじみやすい「MTA」及び「バイオセラミックス」を用いています。
MTAセメントとは、1993年に米国ロマリンダ大学のDr. Mahmoud Torabinejadらによって開発され、欧米各国を初め日本でも多くの症例に応用されている歯科材料です。ケイ酸カルシウムを主成分としており、生体親和性の高さはもちろん封鎖性や石灰化促進作用にもすぐれていることで、多くの症例において高い臨床評価が得られています。MTAセメント及びバイオセラミックセメントを用いた覆髄治療を得意としており、これまで多くの実績があります。
MTAセメントを使えば、大きな虫歯も神経を保護しながら治療ができるので、神経を抜かなければならないというリスクを下げることができます。また、MTAセメントは、歯のひびを接着したり、歯の根を埋めたりといったことも可能となり、歯へのダメージを軽減し、患者様が生まれ持った歯を長持ちさせることができます。
神経を守るMTA、バイオセラミック系材料による覆髄治療のメリットとは、
MTA覆髄治療は、ケイ酸カルシウムを主成分としたMTAによる覆髄治療であり、従来の水酸化カルシウムセメントによる治療と比べて、高い確率で神経を残すことが可能です。
バイオセラミック系材料は清潔な実験室で作られた人工的なセラミックなのでMTAと違い変色せずに同党の治療効果がある材料として国内外でやっと認知され始めました。アメリカの根管治療専門医、根幹治療だけをする歯科医師では歯の神経を残すよりも積極的に、予防という名目で抜髄、歯の神経を取る事を積極的にしたがりますが、神経を残せない内容な症例でも拡大視野できちんと唾液の感染がない様にラバーダム防湿を行い、神経を残すことがかなり可能になっています
歯の神経を出来るだけ残す治療を積極的に行っている石神井公園駅前四季デンタルオフィスでお待ちしております。