歯の根っこ近くに膿が溜まる歯根嚢胞しこんのうほう
- 2023年11月23日
- 根管治療
こんにちは。院長の中村です。今回は歯の根っこ近くに膿が溜まる歯根嚢胞(しこんのうほう)について詳しくご説明致しますね。
歯根嚢胞(しこんのうほう)は、進行度によってさまざまな症状が現れます。
もし歯茎にできものがあったり噛んだときに痛みが生じたりした場合は、歯根嚢胞の可能性が高いので適切な処置を受けましょう。
歯根嚢胞になるとどんな問題が生じるのか、またどのように治療するのかといった点について解説していきます。
●歯根嚢胞とはどんな症状?
歯根嚢胞とは、一言で言うと歯の根っこ(歯根)部分に膿の袋ができる症状です。
虫歯などが原因で歯の神経まで虫歯菌が侵蝕し、「根尖(こんせん)」という歯根の先まで進行すると「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」に発展します。
そして根尖性歯周炎を放置していると、歯根嚢胞を引き起こす可能性が高くなります。
歯根嚢胞の症状①噛むと痛みが生じる
歯根嚢胞の症状としては、噛み合わせたときに痛みが生じることがあります。
これは、歯根周辺にある「歯根膜(しこんまく)」と呼ばれる箇所が感染していることが原因の1つです。
また歯が浮いたように感じるなど違和感があったり、指で軽く押すと痛みを感じたりすることも珍しくありません。
歯根嚢胞の症状②歯茎から膿が出てくる
膿疱(のうほう)にどんどん膿が溜まっていくと、歯茎から膿が出てくることもあります。
膿を排泄するために穴を作って、そこから歯茎や骨を破って膿が出てくるわけです。
場合によっては、膿が出てこず、内圧が高くなって歯茎が腫れ激しい痛みを発生させるケースもあります。
虫歯治療などでレントゲン撮影をしたさいに、たまたま発見されることもあります。
また人によっては、ある程度進行しても症状がなく気づかないケースも珍しくありません。
●歯根嚢胞以外の歯茎に膿が溜まる症状について
歯茎に膿
歯根嚢胞のほかに、歯茎に膿が溜まる疾患としてはさまざまなものが挙げられます。
例えば、歯周病や根尖性歯周炎などです。
ここでは、歯茎に膿が溜まる症状について解説していきます。
歯茎に膿が溜まる症状①歯周病
歯周病は、みなさんも耳にしたことがある名前だと思いますが、具体的にどういった疾患なのかご存知でしょうか。
歯周病とは、歯と歯肉の間に溜まった歯垢(プラーク)などが原因で細菌感染が起こり、炎症を引き起こす状態のことです。
歯磨きをしたときに出血したり、口臭がきつくなったり歯肉が下がってきたりすることがあります。
また歯茎が腫れることから、膿が出てくるケースも珍しくありません。
場合によって症状がないこともあれば、噛んだときなどに痛みが生じたり、歯茎に白い出来物ができたりすることも少なくありません。
これは歯根内で発生した膿が、骨を通って歯茎から排泄されていることになるため、周辺の骨が溶けた状態ですので、早めに治療を受けることが大切です。
●歯根嚢胞だと診断されたときの治療法とは?
歯茎に膿が溜まる
歯科医院を受診し歯根嚢胞と診断されたとき、治療法としては以下のような治療法があります。
①根管治療
②膿疱摘出術
③抜歯
それぞれの治療法について、詳しくみていきましょう。
歯根嚢胞の治療法①根管治療
根管治療とは、歯の神経を除去し根管内を洗浄・無菌状態にする治療法のことです。
神経を取ったあとは、再感染を防ぐために詰めもの・被せものをして密閉します。
この根管治療によって歯根嚢胞を治療することがありますが、根管治療ができない場合は他の方法によって治療を施すことになります。
歯根嚢胞の治療法②膿疱摘出術
歯科医に診てもらった結果、根管治療では治療が難しいと判断される場合があります。
そういったときは、嚢胞を摘出する方法で治療を行います。
嚢胞摘出術(のうほうてきしゅつじゅつ)は、まず歯茎を切開したあと顎の骨を削って、歯根嚢胞を摘出していきます。
摘出したあとは、切開した歯茎を縫合して完了です。
歯根嚢胞の治療法③抜歯
症状がかなりひどくて、上述でご紹介したような方法での治療が難しいと判断された場合、抜歯しなければならないケースもあります。
自分の歯を残すためにも、歯に痛みや違和感があればできるだけ早く相談するようにしてください。
歯根嚢胞の症状と治療方法|まとめ
歯根部分に膿の袋ができる症状のことを「歯根嚢胞」といいます。
また根尖性歯周炎や歯周病なども歯茎に膿が溜まる疾患です。
歯茎から膿が出てきても進行度合いによっては、根管治療によって処置できる可能性もあります。
歯の痛みや膿にお悩みの方は石神井公園駅前四季デンタルオフィスへご相談ください。
石神井公園駅前四季デンタルオフィスでは、患者様一人ひとりに寄り添った治療を行うために、完全予約制となっておりますので来院前にまずはご予約をお願いいたします。
しますね。
歯根嚢胞(しこんのうほう)は、進行度によってさまざまな症状が現れます。
もし歯茎にできものがあったり噛んだときに痛みが生じたりした場合は、歯根嚢胞の可能性が高いので適切な処置を受けましょう。
歯根嚢胞になるとどんな問題が生じるのか、またどのように治療するのかといった点について解説していきます。
●歯根嚢胞とはどんな症状?
歯根嚢胞とは、一言で言うと歯の根っこ(歯根)部分に膿の袋ができる症状です。
虫歯などが原因で歯の神経まで虫歯菌が侵蝕し、「根尖(こんせん)」という歯根の先まで進行すると「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」に発展します。
そして根尖性歯周炎を放置していると、歯根嚢胞を引き起こす可能性が高くなります。
歯根嚢胞の症状①噛むと痛みが生じる
歯根嚢胞の症状としては、噛み合わせたときに痛みが生じることがあります。
これは、歯根周辺にある「歯根膜(しこんまく)」と呼ばれる箇所が感染していることが原因の1つです。
また歯が浮いたように感じるなど違和感があったり、指で軽く押すと痛みを感じたりすることも珍しくありません。
歯根嚢胞の症状②歯茎から膿が出てくる
膿疱(のうほう)にどんどん膿が溜まっていくと、歯茎から膿が出てくることもあります。
膿を排泄するために穴を作って、そこから歯茎や骨を破って膿が出てくるわけです。
場合によっては、膿が出てこず、内圧が高くなって歯茎が腫れ激しい痛みを発生させるケースもあります。
虫歯治療などでレントゲン撮影をしたさいに、たまたま発見されることもあります。
また人によっては、ある程度進行しても症状がなく気づかないケースも珍しくありません。
●歯根嚢胞以外の歯茎に膿が溜まる症状について
歯茎に膿
歯根嚢胞のほかに、歯茎に膿が溜まる疾患としてはさまざまなものが挙げられます。
例えば、歯周病や根尖性歯周炎などです。
ここでは、歯茎に膿が溜まる症状について解説していきます。
歯茎に膿が溜まる症状①歯周病
歯周病は、みなさんも耳にしたことがある名前だと思いますが、具体的にどういった疾患なのかご存知でしょうか。
歯周病とは、歯と歯肉の間に溜まった歯垢(プラーク)などが原因で細菌感染が起こり、炎症を引き起こす状態のことです。
歯磨きをしたときに出血したり、口臭がきつくなったり歯肉が下がってきたりすることがあります。
また歯茎が腫れることから、膿が出てくるケースも珍しくありません。
場合によって症状がないこともあれば、噛んだときなどに痛みが生じたり、歯茎に白い出来物ができたりすることも少なくありません。
これは歯根内で発生した膿が、骨を通って歯茎から排泄されていることになるため、周辺の骨が溶けた状態ですので、早めに治療を受けることが大切です。
●歯根嚢胞だと診断されたときの治療法とは?
歯茎に膿が溜まる
歯科医院を受診し歯根嚢胞と診断されたとき、治療法としては以下のような治療法があります。
①根管治療
②膿疱摘出術
③抜歯
それぞれの治療法について、詳しくみていきましょう。
歯根嚢胞の治療法①根管治療
根管治療とは、歯の神経を除去し根管内を洗浄・無菌状態にする治療法のことです。
神経を取ったあとは、再感染を防ぐために詰めもの・被せものをして密閉します。
この根管治療によって歯根嚢胞を治療することがありますが、根管治療ができない場合は他の方法によって治療を施すことになります。
歯根嚢胞の治療法②膿疱摘出術
歯科医に診てもらった結果、根管治療では治療が難しいと判断される場合があります。
そういったときは、嚢胞を摘出する方法で治療を行います。
嚢胞摘出術(のうほうてきしゅつじゅつ)は、まず歯茎を切開したあと顎の骨を削って、歯根嚢胞を摘出していきます。
摘出したあとは、切開した歯茎を縫合して完了です。
歯根嚢胞の治療法③抜歯
症状がかなりひどくて、上述でご紹介したような方法での治療が難しいと判断された場合、抜歯しなければならないケースもあります。
自分の歯を残すためにも、歯に痛みや違和感があればできるだけ早く相談するようにしてください。
歯根嚢胞の症状と治療方法|まとめ
歯根部分に膿の袋ができる症状のことを「歯根嚢胞」といいます。
また根尖性歯周炎や歯周病なども歯茎に膿が溜まる疾患です。
歯茎から膿が出てきても進行度合いによっては、根管治療によって処置できる可能性もあります。
歯の痛みや膿にお悩みの方は石神井公園駅前四季デンタルオフィスへご相談ください。
石神井公園駅前四季デンタルオフィスでは、患者様一人ひとりに寄り添った治療を行うために、完全予約制となっておりますので来院前にまずはご予約をお願いいたします。