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医療コラム

歯ごたえはどこで感じるの?|石神井公園駅前四季デンタルオフィス|石神井公園駅徒歩1分の歯科

歯ごたえはどこで感じるの?

こんにちは。院長の中村です。

皆さん、きゅうりって美味しいと思いませんか?私はお味噌や梅をつけて食べるのが大好きです。ポリポリとした歯ごたえやサクサクとした歯ごたえを感じるときってありますよね。例えばきゅうりにお味噌やマヨネーズをつけて食べるときや揚げての天ぷらを食べるときに、

この歯ごたえを感じるためには、

お口の「ある組織」が深く関わっています。

 

 ●歯ごたえを感じているのはどこ?

 

 歯ごたえを感じているのは歯ではないのです。

では、どこで歯ごたえを感じているのでしょうか?

 

歯ぐき?歯の神経?あごの骨?

 

 

実は…

このなかのどれでもありません。

 

 

歯ごたえは「歯根膜(しこんまく)」という

歯とあごの骨をつなぐ組織で感じ取っています。

 

 

●0.3mmにある大切な役割

 

 歯根膜の厚さは、なんと

たったの0.3mmほどしかありません。

 

 とても薄い歯根膜ですが、

実は大切な役割があります。

それが「クッション」と「センサー」の役割です。

 

 

食べものを噛むとき、

歯にはとても強い力がかかっています。

 

歯根膜はその力をクッションのように

吸収・分散し、歯や骨を保護してくれています。

かたいものをガリッと噛んでしまっても

歯や周りの骨が無事なのは、歯根膜があってこそ!

 

 

また、歯根膜はセンサーの役割も担っており、

噛んだ時の「かたさ」や「感触」といった

微妙な刺激は、歯根膜が脳に伝えています。

そのおかげで、私たちは歯ごたえを感じられるのです。

 

 

 

他にも、食品のかたさに応じて

噛む力を調節することにも歯根膜は役立っています。

 

 きゅうりのポリポリとした食感や

天ぷらのサクッとした食感を楽しめるのも

歯根膜があるおかげなのです。

 

 

●歯根膜は一度失うと戻らない!

 

 

歯根膜は歯が抜けると

一緒にとれてしまいます。

 

 

たとえ、入れ歯やインプラントで

抜けた歯を補ったとしても、

歯根膜が元に戻ることはありません。

 

 

つまり、一度でも歯根膜を失ってしまうと、

ごはんを食べたときの食感も

一緒に失われてしまうのです。

 

 

そんな歯根膜を失わないために、

まずは自分自身の歯を守る必要があります。

 

 

「むし歯」や「歯周病」にならないために、

定期的に歯科医院でプロのクリーニングを受けて

きれいなお口を維持しましょう!

 

 

 

 

 

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