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医療コラム

根管治療の治療期間と頻度|石神井公園駅前四季デンタルオフィス|石神井公園駅徒歩1分の歯科

根管治療の治療期間と頻度

こんにちは。院長の中村です。

今回は、根管治療はどれぐらいかかるだいたいどれぐらいの治療期間になるかご存知ですか?また通院頻度についてご説明致しますね。

 

 

一般的にに、根管治療はどのぐらいの期間がかかるのでしょうか?

 

根管治療の期間についてはだいたい1~2ヶ月ほどかかると歯科医からそう説明を受けるケースも多いようです。ただ、実際のところ、設備や環境が整っており、経験豊富な歯科医の下で行う根管治療であれば、

根管治療は5~10回ぐらいかかるという話をよく聞きますが、これが正しいかというと、やや疑問が残ります。必要な設備と技術を有したクリニックであれば、多くても2回か3回、期間にして1ヶ月もかからないことがほとんどです。このあたりは、やはり歯科医の技術で大きな差が出てしまうところだと思います。

 

 

-通院の間隔や頻度について-

 

通院の間隔や頻度については、基本的に1週間に1回のペースでいいと思います。根管治療に関しては連日通って効果が出るわけでなく、根管に入れた薬剤を効かせるために1週間ぐらい空けたほうが良いです。

 

 

つまり、早く終わらせたいからといって、短い間隔で通っても効果は得られないということです。

 

治療直後は痛みや違和感が1週間ほど続くこともありますので、短い間隔で治療を進めるよりも、1週間おきに進めるのがベストだと思います。

 

 

 

予定した治療期間よりも長引いてしまうケースもあるのでしょうか?

 

 

 

湾曲や枝分かれなど、根管の形態が複雑なケース予定した治療期間よりも長引いてしまうケースもあります。また、根管に穴が空いていたり、根管内で器具が折れているなど治療中に予期せぬトラブルに遭遇したケース についても、その対処のために治療回数が1~2回ほど増えてしまうことがあります。

 

 

根管治療で通院の間隔が空いてしまうと治療にどのような影響がありますか?

 

 

治療の間隔が通常より長くなると、治りが悪くなったり、痛みや腫れがでたりする可能性があります。根管治療では、根管内を清掃・消毒をして細菌の増殖を抑えていきますが、その間は簡易的な蓋(仮封)をして薬剤を作用させていきます。この蓋の封鎖効果は3週間程度といわれており、それ以上長い期間を空けてしまうと蓋の効果が落ちて根管内に細菌が入り込み、感染が広がりやすくなります。

 

 

そうすると、次回の来院は遅くても3週間以内に行くのがベストなわけですね。

 

 

1~2週間程度であれば基本的に問題ありませんが、それ以上空いてしまうとリスクが高くなるため注意が必要です。一方で、長期の出張や旅行など、あらかじめ通院できないことがわかっている場合は、その旨を伝えておけば、頑丈な蓋に変えるなどの対応が可能です。したがって、事前に1ヶ月ほど通えない時期がわかっている場合は、早めにに相談しておきましょうね。

 

 

何の相談もなく患者様が、勝手に治療を中断してしまうとどのようなリスクがあるかと言いますと、

 

 

最後の治療から3ヶ月、半年と経ってくると、蓋はほとんど取れて根管の中は汚れが詰まった状態になります。そうすると、仮に治療をスタートした時点で歯が残せる状態であっても、その間に中でむし歯が大きく広がって、最悪の場合、歯が残せなくなる恐れがあります。

 

 

 

自己判断で治療を中断した結果、歯を失う可能性もあるわけですよ。

 

 

 

とくに、根管治療の場合は痛みがなくなったから通院をやめるといったケースも少なくありません。しかし、痛みが引いても治ったわけではないので、最後まで根気強く通っていただきたいと思います。

 

根管治療のことならば石神井公園駅前四季デンタルオフィスへ。

 

 

 

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