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医療コラム

根管治療、セラミック治療費について|石神井公園駅前四季デンタルオフィス|石神井公園駅徒歩1分の歯科

根管治療、セラミック治療費について

こんにちは。院長の中村です。

 

根管治療、セラミック治療費について。

 

根管治療(根幹治療)時には、根管内を殺菌するために次亜塩素酸(塩素)を使います。このとき、次亜塩素酸が歯牙から漏れて歯茎につくとそこの部分を溶かしてしまうため、必ずラバーダム防湿を行います。

また我が国ではあまり知られていないように思いますが、患者様の身体の一部となる、被せ物、義歯を作る歯科技工士という職業をご存知でしょうか?

歯科技工士も歯科医師同様で、十分な技術を発揮するためには、時間や費用が必要になります。

例えば、セラミックスの歯は高いというイメージがあると思いますが、セラミックス自体は、特に高い材料ではないのではないでしょうか?お皿やマグカップも陶材だと思いですが、焼き物の高いものから安価なものまで色々かとも思います。

材料ではなく、大事なのは本物の歯のような色合いを再現する技術と適合フィット感です。

このような結果を出すためには手間(時間)、道具や材料(費用)が必要なのです。

患者様を迎えるための準備の時間であったり説明の時間も十分にとらなければ、患者様が理解をして治療を受けるということができません。

ただし、どんな場面でも保険外治療が良いのかと言えばそういうわけではなく、中には保険治療で十分な治療もあります。 また、保険外治療は治療の結果を保証するものではありませんので、まずはお気軽にご相談下さい。

 

みな様、ご自身のお仕事などでご想像してみてください。

時間、コスト、人員、材料などを制限された中でベストな仕事ができるでしょうか?

 

食品であれば、低コストで提供するのであれば、コストカット、人員カットなどの上に成り立ち、多くの商品を売る必要があります。

シェフが自身の考える十分なものを提供しようとすると、もちろん、自由にコストや時間をかけるだけかけられるわけではないですが、自身の提供したいレベル、お客様のニーズに合わせて、費用対効果のバランスの範囲で、利益を求めるのか、プライドや、夢を追うのかなどをオーナー、もしくはシェフ自らが決めることができます。

つまり、ファストフードなのかファミリーレストランなのか、フレンチなのかによって、全ての要素を自由に決めることができます。

もちろんこの場合、良し悪しではなく、そのお客様のその時求める状況によって違うと考えます。

一般的に、日常の夕食がフレンチという方は少ないでしょうし、記念日のお祝いがファストフードという方も少ないと思います。

そのために、ビジネスの世界ではプライシングという言葉を使うようですが、慎重に価格というのは決められるべきで、それは専門家が行うくらいに難しいことであるようです。価格を固定した場合には、事業の多様性は失われてしまいます。

歯科に置き換えて考えてみると、国民皆保険診療はあくまで国の事業で行われており、我々は保険診療を行う場合、その規則に従う必要があります。診療報酬、材料、使用可能な材料などが厳しく規定されております。そのため、医院を運営していく上では、治療にかけられる時間、コスト、人員は決まってきます。それは悪いことだけではなく、管理する国側としては、一定水準の医療を提供するため、材料、治療方法は安全で全ての人に与えられるべきであろうと考えられたものであるでしょうし、診療報酬も規定することで、国の医療費の管理を行なっているのだろうと思います。このことが、全ての国民が一定水準の医療を受けられることを目的とした国民皆保険の最大のメリットだと考えます。

また本来どこの歯科医院にいっても同じような結果を得られるようにしようと調整されたものです。

しかし一方で最大の欠点は、患者様のニーズ通りの治療やホスピタリティー、サービスを受けられない場合もあるということです。

こちらに関しても、古くから、セラミックスの歯など全ての国民に与えるべき一定水準という範囲を超えると考えられるものは、自由診療、保険外診療として認められているわけです。場面によって使い分けることが、患者様側の選択の自由なのかもしれませんね。

 

治療内容や方針等にお悩みの方は、まずは石神井公園駅前四季デンタルオフィスへご相談下さい。

 

お待ちしております。

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