定期検診の大切さ。
こんにちは。院長の中村です。
定期検診の大切さ。についてお話し致します。
歯の意識が高いかた、ビジネスエリート様や社長様たちは、歯のトラブルがあってもなくても、3カ月に1度は歯科検診に行き、違和感があればすぐに相談にいらっしゃいます。歯の痛みが酷くなってからとか、歯が抜け落ちそうになってから、急いで歯医者に駆け込むようなことはありません。そういった方々は病気にならないように日々ケアをしています。海外は医療費が高いこともあり、日本のように「病気になったら病院へ行く」という考え方はないのです。
そもそも歯医者へ行かなくてすむのが、理想的なのですが、自分では磨ききれないバイオフィルム(歯のねばねば)がお口のなかで長い間滞留すると、どうしても口腔内の細菌が増殖して細菌の種類も増えたり変化し、歯周病へと発展していきます。そのために3か月に一度の定期検診をおすすめしております。歯や健康に意識の高い方やビジネスパーソンは、常に相談にこられます。忙しいのに、定期的に歯医者に行く時間が果たしてあるのかなと疑問に思ったりしますが、定期検診を3カ月に1回受けても、たったの年4~5日なのです。もしも虫歯が1カ所できたら、治療のために10回以上通うことになったりします。どちらを選ぶかは明白でしょう。
石神井公園駅前四季デンタルオフィスにいらっしゃる患者様には、定期的な歯科検診をおすすめしてます。
検診に通う人は色々な感染症に罹りにくい傾向が、あります。
歯は健康のバロメーターなのですよ。歯磨きをきちんとするだけでも様々な病気の予防ができます。歯をブラッシングしている人ほど、インフルエンザ罹患率が低いことが、アメリカの研究データでわかっていますし、定期的に歯科受診をしている人は、感染症に罹りにくいこともわかっています。口の中は「バクテリアリザーバー」と呼ばれるほど、ばい菌の繁殖所になっているのですよ。仮に丸一日歯を磨かないと仮定した場合、口内のバクテリア量は約1万倍にも増えてしまいませ。
歯周病の人とそうでない人では、細菌量がなんと1億倍も違います。その状態でインフルエンザや新型コロナなどのウイルス等を口から吸い込んで、さらに歯磨きをせずに寝てしまうとどうなるでしょう。喉から体内へウイルスが入り、免疫力が衰えて色々な病気にかかりやすくなってしまいます。癌の治療がうまくいっても亡くなってしまうケースは、原因のほとんどが肺炎です。だから口腔ケアが大事なのですよ。
歯磨きは、最低でも朝に1回、寝る前に1回は必ずしましょう。菌が最も繁殖するのは就寝中だと覚えておいてくださいね。歯と歯茎の間に汚れが溜まっていると、心筋梗塞や脳梗塞など循環器系疾患になりやすいことがわかっています。歯の表面だけをちゃっちゃと適当に1日3回磨くなら、朝晩2回の歯磨きがだんぜん効果的ですよ。
石神井公園駅前四季デンタルオフィスにも、色々な職種の患者さまが訪ねてきますが、歯の治療前に、生活習慣についてきっちりお話しさせていただいています。「ああ、今日はいい話を聞いた。」と満足して帰ってくれたりもします。それで家族みんなが病気になりにくくなると良いですよね。