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医療コラム

入れ歯を用いた噛みしめ訓練がとても大切なわけ!|石神井公園駅前四季デンタルオフィス|石神井公園駅徒歩1分の歯科

入れ歯を用いた噛みしめ訓練がとても大切なわけ!

こんにちは。院長の中村です。

「 マウスピース(入れ歯)を用いた噛みしめ訓練が高齢者の咬合力改善に有効 」

― 自宅での口腔機能セルフマネジメントに期待 出来ますよ!―

● 歯の喪失で低下する咬合力が、義歯を使用した高齢者でもトレーニングによって改善することが明ら

かになりました。

●1カ月間の短期トレーニングで、咬合力向上に加えて咀嚼筋の一つである咬筋の肥大も認めまさ

マウスピースを用いた簡易な噛みしめ訓練が咬合力および咀嚼筋性質を改善できることが研究によりわかっています。

最大咬合力、安静時の咬筋の厚み、収縮時の咬筋の厚みや質に有意な改善を認めました。

簡易に作成できるマウスピースを用いた噛みしめ訓練が、義歯を使用している高齢者に対して咬合力と咬筋量、質の改善に有効なことをつきとめました。その研究成果は、

国際科学誌 Scientific Reports に、2021 年 日オンライン版で発表されました。

【研究の背景】 

噛んだり飲み込んだりという口腔機能の重要性はすでに周知されており、口腔機能低下はサルコペニア(加齢や疾患によって、筋肉量、筋力、身体機能が低下している状態)や死亡などの危険因子です。 口腔機能の中でも、特に咬合力(噛みしめの強さ )や咀嚼能力は食事の選択に大きく影響します。

咬合力が低下した方は、肉や葉物が噛み切り辛く、タンパク質、繊維、ミネラル、ビタミンなどの欠乏を招き、ひいては低栄養となってしまいます。高齢者の健康で自立した生活を維持するためには、口腔機能を維持することがとても重要です。加齢や歯の喪失は、咬嚼筋、特に咬筋性質(量や質など)も咬合力や咀嚼能力に関連することがわかってきています。近年、筋性質の観察に超音波診断装置が用いられており、量、質いずれも簡単に評価ができます。インプラントや義歯などの歯科補綴治療が口腔機能や咀嚼筋性質の改善に有用なことは、すでに明らかになっております。しかしながら、歯科補綴治療終了後に重要なことは、口腔機能や咀嚼筋性質を維持することです。マウスピースを使用した噛みしめ訓練は、歯が全て揃っている若者の口腔機能改善に効果があることはすでに報告されていました

が、歯を失った高齢者の効果は明らかになっていませんでした。本研究は、マウスピースを用いた噛みしめ訓練が義歯治療を完了したメインテナンス段階に入った方を対象に統計的解析の結果、咬合力、安静時咬筋厚、機能時咬筋厚、咬筋輝度に有意な改善を認めました。以上より、マウスピースを用いた簡易な噛みしめ訓練が、義歯を利用している高齢者の咬合力、咬筋性質改善に有用であることが証明されました。

研究成果として

マウスピースを用いた簡易な噛みしめ訓練が義歯を使用している高齢者に対して、咬合力や咬筋性質の改善に有効であることを示しました。咬筋肥大は 1 ヵ月という短期間で認められ、咬筋は比較的トレーニングの感受性が高い筋肉であることも示唆されました。義歯などの歯科補綴治療が完了し、メインテナンス段階に入った方に対する口腔機能、口腔周囲筋セルフマネジメントの確立が期待されています!

 

 

 

難しいことを沢山書きましたが、ざっくり、ピッタリな入れ歯を使って噛む訓練をすることは、お口周りの筋肉を鍛え、咬合力(噛む力)改善とボケ防止には非常に有効的ということです!

オーダーメイドのピッタリな良い入れ歯は、表情も豊かになり、気持ちも見かけも非常に若返りますよ!

 

 

 

 

 

 

 

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