ナイトガードとはどんな人が使うの?
- 2024年1月31日
- 歯科
こんにちは。院長の中村です。
今回はナイトガードとはどんな人が使うの?
歯ぎしりの影響についてご説明致しますね。
成人の約8割程度が、歯ぎしりやくいしばりをしているといった調査があります。
しかし、歯ぎしりというと、多くの人は「寝ている間に歯が強く擦れ合って、 ギリギリと音を出してしまうただの癖」と軽く考えています。
歯ぎしりやくいしばりが口腔内にもたらす影響は、みなさんの想像をはるかに超えて大きいものです。
歯ぎしりは、普段の生活からは考えられないほどの強い力を歯や周辺組織にかけています。
歯がすり減るだけでなく、最悪の場合は、歯が割れたり欠けたりすることもあります。
また、上下の歯が強く噛み合うことで歯頚部にたわみが発生し、 歯頚部がえぐれてしまったり(くさび状欠損)、歯がしみる(知覚過敏)症状が起こることがあります。
歯肉に対しては、大きな強い力により歯周病を悪化させてしまうこともあります。
歯ぎしりの種類としては
グラインディング
就寝中に歯をこすり合わせるタイプ。
独特の音がするため、周囲の人も気づきやすい歯ぎしりです。歯の摩耗を起こしやすくなります。
クレンチング
就寝中だけでなく、日中も常に歯をくいしばっているタイプ。
音がないため、本人も周囲の人も気づきにくいのが特徴です。
継続すると歯の摩耗やヒビだけでなく、歯ぐきなど歯周組織にも悪影響が及びます。
タッピング
カチカチと歯を鳴らすタイプ。グラインディングやクレンチングと比べて、自身で気づきやすい癖です。
そのため、発生する割合が低いと考えられています。
ナイトガードで負担を軽減しましょう!
歯ぎしりは、ストレスを解消するために行われていると考えられています。
昔は、噛み合わせが原因で歯ぎしりが起こると信じられてきましたが、 かみ合わせが歯ぎしりの原因だという科学的根拠は無く、 現在ではかみ合わせと歯ぎしりの関連性はほぼ否定されており、 歯ぎしりの最大の原因はストレスだという説が現在最も有力です。
また、歯ぎしりは子供にもよく見られますが、これは歯の生えかわりや 顎骨の発育が身体にとってストレスとなっているために起こっていると考えられているのですよ。
これらは、成長において必要なものであり、ほとんどの場合自然に治ることが多いです。
歯ぎしりは様々な悪影響を及ぼすと考えられている歯ぎしりですが、 ストレス解消のための行動と考えられているため、根本的に治すこと・なくすことは難しいです。
そこで、歯ぎしりをしても歯や歯周組織に悪影響が出ないように、石神井公園駅前四季デンタルオフィスではナイトガードを使用することをオススメしております。
ナイトガードの使用によって、歯や歯周組織にかかる負担を軽減させることが出来ます。
歯ぎしりの程度など個人差が大きいですが、ナイトガードはだいたい6ヶ月ぐらいからで作り変える必要があります。
歯ぎしりが気になる方は石神井公園駅前四季デンタルオフィスへ。