ストローマンインプラントについて
- 2023年3月30日
- 歯科
こんにちは。院長の中村です。
石神井公園駅前四季デンタルオフィスで使用しているストローマンインプラントについてご説明致します。
インプラント治療を安心して受けるために。
当院では週に一度、東京医科歯科大学インプラント科センター科長であったDr.塩田真が診察をいたします。毎週火曜日となります。
歯を失ってしまった方へ
歯を失ってしまった場合の治療法には大きく分けて3種類あります。
インプラント
ブリッジ
入れ歯
それぞれに良い点と注意すべき点があります。また、お口の状態によってもできる治療とできない治療がありますので歯科医と十分にご相談いただき、ご自身にあった治療法を選択いただけます。
万が一歯が抜けてしまったら、その時あなたはどうしますか?
歯が抜けてそのままにしておくと・・・、両隣の歯が失われた歯があった所に倒れ込んできます。
抜けた歯と噛み合っていた歯は伸び出してきます。そうすると以下のようなことが起こってしまいます。
まず 噛み合わせがおかしくなる
また 食べ物がつまりやすくなる
そして 他の歯にかかる負担が増える等々
負の連鎖につながります。
なかでも他の歯にかかる負担が増えるのは問題です。歯がない部分では食べにくいため、反対側の歯ばかりを使うようになります。すると反対側の歯の負担が大きくなりすぎるため、やがて反対側の歯まで失う。また歯が無くなるためその他の歯の負担が増える・・・といった負の連鎖につながる可能性があります。
当医院で使用している
ストローマンインプラントについて
当医院のインプラント治療は、多くの場合、世界3大インプラントの一つと言われる
ストローマン社(スイス)のインプラントを使用しています
●成功率の高さ
人工歯根と骨の結合が上手くいかなければ、どんなに正確な手術を行っても、すぐに抜け落ちてしまいます。
ストローマンインプラントの超親水性により、骨との結合が表面だけでなく、インプラント体の内側から始まります。
●製品の信頼性
世界シェアNO1であり、全世界500万人以上が治療を受けている、ストローマンインプラント。国際基準のISO9001の規格に適合、高水準のマネジメント・システムにより高い品質と安全性・信頼性
●正確な治療計画
レントゲンやCTによるデータをパソコン上で3D画像に変換し、立体的に骨の状態や神経までの深さを確認するため、より正確な利用計画の立案が可能です。
①成功率の高さ
長期予後調査によって、10年間の治療成績が発表されました。
インプラントの10年後の成功率は97%
インプラントの10年後の生存率96%
と10年後も充分に機能している事が証明されています。
インプラントは人工歯根(チタンでできたネジのようなもの)を骨に埋め込み、その上に人口の歯を装着するシステムです。
人工歯根と骨は血液の作用により結合されますが、この結合が上手くいかなければ、どんなに正確な手術を行っても、インプラントはすぐに抜け落ちてしまいます。
ストローマン社では、インプラントの高い成功率が科学的エビデンスにより証明されています。
ストローマンインプラントの特徴
この親水性が最大の特徴
骨との結合が、表面だけでなく、インプラント体の内側から始まります
②製品の信頼性
ストローマンは数あるインプラントメーカーの中で、世界シェアNo.1であり、全世界で500万人以上が治療を受けています。
ストローマンは精密機械産業が盛んなスイスのバーゼルに本社があり、現在では世界70カ国以上に歯科用インプラント関連製品を提供しているグローバル企業です。
製品は、国際基準のISO9001の規格に適合し、製造から販売まで、高い水準のマネジメントシステムにより流通しています。そのため、高い品質と安全性を実現し、信頼性も高いと言えます。
③CTの3Dデジタル処理技術による
正確な治療計画の立案
CTの3Dデータにより骨の中の神経や、血管の位置を立体的に見る事ができ、より安全で正確なインプラント手術が実現。インプラント手術の成功に重要な要素となるのが、術前の治療計画です。レントゲンやCTによるデータをパソコン上で3D画像に変換し、立体的に口の中の骨の状態、神経までの深さを確認したうえで、インプラントを埋める位置、角度などを決めていきます。
いままでは2次元のレントゲンしかなく、目で確認することが不可能だったことが、現在はCTの3Dデータにより、立体的に見ることができ、より細かい計画を立て、PC上でシミュレーションできるようになりました。
以上により、安全性、正確性が高いだけではなく、インプラント手術のほとんどのケースは、約30分以内で痛みもなく終わるため、患者様の負担は大きく軽減されました。
当院では先端技術を積極的に取り入れるとともに、臨床経験豊富なDr.塩田による治療計画の立案し、患者様に喜んでいただけるインプラント治療をご提供します。
インプラントによる治療
インプラントの基本情報を解説します
Q1インプラントはどうなんだろう?
A1
インプラントは歯ぐきの下にある骨に、人工の歯(チタン製)を埋め込む治療方法です。歴史は古く臨床データも豊富にあり、歯科の安全な治療方法として一般的な治療となっています。
また、現在のインプラントは、材質、製造技術が数年前に比べ格段に進歩しているため、歯を失ってしまった場合の治療として、第一選択にする事が多くなっています。
骨が少ない場合にも人工の骨を使うことで、インプラントを選択できるようになりました。
インプラントを長く使用するためには、日々の口腔ケアが欠かせません。ご自身でのメンテナンスはもちろんのこと、1~2ヶ月に1度は歯科医院でメンテナンスして頂くことで、より快適に過ごしていただけます。
お口の状態によっては難しい場合もありますので、まずご相談ください。
Q2インプラントはどんな治療?
A2
インプラントは歯茎の下にある歯槽骨に穴を開け、骨の幅や量、深さに適したインプラント体を埋め込みます。埋め込んだインプラント体は、血液の作用により骨と固着されます。インプラント体の表面は顕微鏡で見ると非常に細かな溝がたくさんある構造になっています。
インプラント体が骨に固着されると「歯の根っこ」ができた状態になり、この上に歯の土台を取り付けます。歯の土台を取り付けた後型を取り、ぴったり合う人工の歯を取り付けて完成となります。
一次手術▶
あごの骨に専用の器具で穴を開け、インプラントを埋め込みます。インプラントと骨が結合するまで、歯茎を閉じて数ヶ月待ちます。
治癒期間▶
一次手術後、3~6ヶ月の治癒期間をおくことで、インプラントと骨が強い力で結合します(オッセオインテグレーション)。 この期間、仮の歯を使用できる場合もあります。
二次手術▶
歯ぐきを開いて人工の歯を取り付ける準備をします。 この状態で、歯ぐきが治るまで1~6週間おきます。 二次手術を行わない1回法の手術法もあります。
人工の歯を作製▶
歯ぐきが治った時点で型を取り、人工の歯を作ります。形や色などは患者さんに合わせて作製し、インプラントに取り付けます。 スクリューで固定します。この他、人工の歯をセメントにより固定する方法もあります。
Q3インプラントの具体的な治療方法は?
A3
インプラントの治療には5段階の行程があります。手術には麻酔を使いますので、痛み等は感じません。
診断▶
レントゲン撮影などでインプラントができるかを診断します。
1次オペ▶
歯茎の下の骨に穴を開けインプラントを埋める。歯茎を閉じてインプラントと骨が固定するのを待ちます。
2次オペ▶
骨とインプラントが固定したら、歯の土台をインプラントに取り付けます。
型取り▶
歯茎の状態が落ち着いたら型取りをします。
歯の装着▶
型に合わせて作製された歯を接着剤、ネジを使って固定します。
Q4インプラントの費用はどれくらいかかるの?
A4
インプラントは使用するメーカーや人工の歯の材質によって差があります。
また、人工の骨が必要となる場合には別途費用がかかります。
費用は大きく分けて3つポイントがあります。
① 骨の深さや厚さが十分かどうか?人工の骨が必要となるかどうか?
②インプラントはどこのメーカを使用するか?
③人工の歯(かぶせ物)の材質は何にするか?
お口の状態に適したものを使用するのが一番重要ですので、お気軽にご相談ください。
続いてブリッジによる治療についてです。
ブリッジの基本情報を解説します
Q1ブリッジはどうなんだろう?
A1
ブリッジは、失ってしまった歯の両隣にある2本の健康な歯を土台にして、橋の様に3本分のかぶせ物を取り付ける治療です。失ってしまった歯の場所、本数により土台の数や方法も変わってきます。
非常に一般的な治療と言えます。
比較的治療期間も短いですし、インプラントほどではありませんが、しっかり噛むこともできます。
しかし、本来の歯の数より少ない本数で同じ力を支えることになりますから、土台の歯には今まで以上の力が加わることになります。そのため土台となった歯の寿命は一般的に短くなるといえます。
しっかりとした、メンテナンスが必要です。
Q2ブリッジはどんな治療?
A2
失ってしまった歯の隣にある健康な歯を削り土台にして、土台と土台をつなぐように、かぶせものを取り付ける治療法です。
失ってしまった歯が1本の場合は、3本分のかぶせものになり、真ん中の1本は人工の歯になります。
失ってしまった歯の本数、場所により形が変わります。
Q3ブリッジの具体的な治療方法は?
A3
ブリッジの治療には4段階の行程があります。
診断▶
歯、口の状態を診断します。
形成▶
土台になる歯を削って形を整え、土台を作ります。
印象▶
土台の型取りをします。
完成▶
出来上がったブリッジを取り付けて完成です。
診断の段階で虫歯や神経の治療が必要になる場合には、治療費が別途かかります。
自費のブリッジは材質等で変わりますので、まずはご相談ください。
最後に入れ歯による治療です。
当院では、さまざまな特殊義歯を扱っております。
入れ歯の基本情報を解説します
Q1入れ歯はどうなんだろう?
A1
入れ歯はレジンという材質または、金属の土台を歯茎の形に合わせて作り、人工の歯を取り付けたものです。
歯を失ってしまった場合の治療としては、一般的な治療方法です。
入れ歯を固定するために金属のバネを使用したりします。
自費の入れ歯の場合は、インプラントを使用した入れ歯や、磁石を使ってバネが見えないようにする方法の入れ歯など、いろいろな方法があります。
どちらにしても、自分の歯とは違いますから、慣れるまでは少し時間がかかります。
Q2入れ歯の具体的な治療方法は?
A2
入れ歯の治療には大きく4段階の行程があります。
診断▶
歯、口の状態を診断します。
印象▶
土台になる歯茎の形や、残っている歯の状態の型をとります。
試適▶
出来上がった入れ歯が口に合うかどうかをチェックします。(必要ない場合もあります。)
完成▶
口に取り付けて完成です。
ざっくりと分けて4段階ですが、前処置が必要なことが多く、精密な型どりには時間をかけてじっくりとオーダーメイドのものを作成していきます。
Q3入れ歯の費用はどれくらいかかるの?
A3
入れ歯の費用は口の中の状態によって、バネや磁石を付ける個数や入れ歯を支える装置が必要な場合があったりと様々なので一概に言うことができません。 詳しくはご相談ください。
何が良いかは、患者様のお口の残っている歯の残存数や状態によって個々に違いますので、まずは石神井公園駅前四季デンタルオフィスへご相談下さいませ。