ヘッダー画像

医療コラム

よく噛めるには?インプラントのメリットとは?|石神井公園駅前四季デンタルオフィス|石神井公園駅徒歩1分の歯科

よく噛めるには?インプラントのメリットとは?

こんにちは。院長の中村です。インプラントについて詳しくご説明致します。

歯の最も重要な役割は言うまでもなく「噛む」ことです。

しかし、噛むこと以外にも歯には「顔の表情を決定する」という重要な役割もあります。

 

表情、喜びの表現、自然の笑顔に歯は大切な役割を果たしています。歯は会話を交わすためにも、美しい表情にも不可欠な要素なのです。歯はその人のライフスタイルやライフクオリティーに大きく影響しているのです。

 

歯を失うという事

年齢を重ねるにつれ、虫歯や歯肉の病気、あるいは事故などで歯を失うトラブルに見舞われることがあります。永久歯は一度失うと、二度と生え変わってきません。そのため今までは「入れ歯」などを用いるしか補う方法はありませんでした。

 

しかし、「入れ歯」だと固いものが噛めない、発音がおかしい、また長く使用している間に合わなくなってガタついてきたりする場合があります。このように、歯を失ってお悩みの方に新しい治療法、「インプラント治療」をご紹介いたします。

 

インプラントとは

 

インプラントとは、失ってしまった天然歯の替わりに、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。

 

従来の入れ歯とは違って、健康な歯を削る必要もなく、固定性であるためガタついたりせず、自分の歯と同じように“食べる・話す”ことが出来るようになります。

 

インプラント治療は、歯を1本失った場合はもちろん、数本失った場合や全ての歯を失った場合でも治療が可能です。

 

 

インプラント治療について

インプラント治療の順序など基本的な知識をお伝えします。

 

インプラント治療の流れを知ろう

インプラント治療を希望される場合、まずは医院にて担当医と問診、カウンセリング、口腔内の検査を実施します。併せてレントゲン撮影、場合によってはCT撮影をしたうえで、結果を分析しつつ診断を致します。

 

また歯周病検査にて加療必要な歯周病の所見があれば治療を行ない、また重度の虫歯があればこの段階で治療します。歯石除去なども行ない口内環境が良好な状態になってから、インプラント治療を始めます。

 

インプラント治療は「インプラント手術」、「「上部構造作製」という段階で進行していきます。

 

「インプラント手術」は顎の骨へチタン製の「インプラント体(人工歯根)」を埋め込む手術です。術野へ局部麻酔を施し、痛みを感じない状態にて行います。

 

粘膜の切開、剥離、骨へのホール形成、「インプラント体」埋入、創部を縫合し「インプラント体」を粘膜下に埋入します。手術時間は部位、埋入本数、増骨の有無など症例によりケースバイケースですが概60分ぐらいです。

「上部構造作製」は型を採り、人工の歯を作る工程です。麻酔は必要ありません。製作期間の後上部構造を装着することでインプラント治療完了となります。

インプラント治療は「手術」が必要であるということ

「インプラント」治療は外科手術が必要となりますので、全身状態、病歴、常用内服薬などについて、担当医の問診のうえで治療の可否、時期を診査させていただきます。

 

手術となると気になるのは「痛みはどのくらいあるのか?」という点ではないでしょうか。インプラント手術は、局所麻酔を施したうえで実施しますので手術中に痛みを感じることは全くありません。

 

しかし全身麻酔ではありませんので意識は覚醒した状態です。そのため手術中に極度に不安を感じたり、あるいはパニックになってしまったりする方もいらっしゃいます。

 

そのような方には「静脈内鎮静法」という鎮静方法をすることもあります。身体への負担は少なく、意識が鎮められ落ち着いた状態で極度な不安を感じないままに手術を受けられます。不安を感じやすい人などは担当医に相談してください。

 

「顎骨」がなぜ重要なのか

必要な骨の幅や厚みが不足しているために、そのままの状態ではインプラント治療ができないこともあります。

 

具体例としては長い間義歯を装着していた影響のために顎骨が痩せてしまっていたり、抜歯後に長期間放置したことにより顎骨の吸収が過度であったりしたり、また腫瘍など病気が原因で顎骨の一部を失ってしまった方などです。

 

こういった状況では増骨材を用いた骨造成法など、さまざまな手法で足りない骨を補う必要があります。インプラント手術はチタンを骨に埋め込むことが必要ですので、まずは埋め込むための顎骨の状態が重要になります。

 

 

インプラントの構造

インプラント治療のメリット

インプラント治療のメリットについてご紹介します。

 

歯にまつわるストレスからの開放

歯周病や虫歯などで残念ながら歯を失った場合どんな治療法があるでしょうか?

多くの方は「入れ歯」か「ブリッジ」を選択されると思います。

 

入れ歯は取り外しをする人工歯です。製作が簡単で、また経済面でのメリットもあるため多くの方に選択されます。

しかし、口腔内での慣れにくい過大な異物感や、噛み心地の悪さ、メンテナンスの面倒さ、部分入れ歯の場合は入れ歯特有の金属部分が目立つという審美性に劣るというデメリットがあります。

 

ブリッジはその名の通り、失った歯の両隣の健康な歯に連結した人工歯冠をかぶせて失った歯の箇所を補う治療法です。

 

入れ歯と違って歯に直接セメントで合着しますので、取り外しをしてメンテナンスする必要がありません。異物感もなく、噛み心地も天然歯と変わり無いことがメリットになります。

欠点としては人工歯冠をかぶせるために、支えになる両隣の歯を削る必要があるという点が挙げられます。

 

欠損歯の本数、部位にもよりますが、保険治療が適用され、入れ歯に次ぐ経済性がありますが、金属の歯冠が審美性に劣るというデメリットもあります。また支えになる歯への過大な負荷もマイナス要素になります。

 

このように失った歯をカバーしようとする場合に従来の入れ歯、ブリッジではメリットとともにさまざまなデメリットがありますが、「インプラント治療」はこれらのマイナス面を補う治療法と言えます。

インプラントであれば、異物感無く天然歯のようにしっかりと噛むことができますし、隣の歯を削る必要がありません。メンテナンスも天然歯と同じです。

 

声や笑顔に影響アリ? 意外なメリットとは

またインプラントのメリットとしては「仕上がりの美しさ」という点も重要なポイントです。入れ歯やブリッジはどうしても金属部分が目立ってしまいます。

とくに部分入れ歯は、見た瞬間それとわかってしまうので嫌がられる方も多いようです。

 

その点インプラントであれば、上部構造の人工歯冠は歯と同じ色のセラミックで作製しますので審美性は非常に高く、術後に見た目を気にされるデメリットはありません。

 

知人と会っておしゃべりを楽しんでいても、金属部分が見えないように口元を隠そうとしたり、自然な笑顔ができなかったりするのは残念ですよね。

歯を隠そうとして話すとどうしてもモゴモゴと聞こえにくい声になりがちです。大きな口を開けて話をすると声質も変わり、より聞こえやすくなります。

「歯の金属を見せたくない」とネガティブになってしまうのであれば、精神衛生にもインプラントはいい影響を与えるといえるのではないでしょうか。

 

長く使えるインプラント

またインプラントは耐久年数でもメリットがあります。インプラントは、一般的に10年経過後の平均残存率は90%以上、といわれています。

入れ歯は平均で5年、ブリッジは8年から9年といわれているので、その差は大きいのではないでしょうか。

 

さまざまな治療法を考慮したうえでもインプラントはメリットが大きい治療法といえるでしょう。

インプラントのご相談は随時受け付けております。気軽にご相談を!

 

 

 

TOPへ戻る