ヘッダー画像

医療コラム

「私は麻酔の注射でアレルギーが出たことがあります。」というケース|石神井公園駅前四季デンタルオフィス|石神井公園駅徒歩1分の歯科

「私は麻酔の注射でアレルギーが出たことがあります。」というケース

こんにちは。院長の中村です。

今回は、「私は麻酔の注射でアレルギーが出たことがあります。」という患者様のケースについて、ご説明致しますね。

局所麻酔薬のアレルギーとは

局所麻酔薬の安全性についてのページでもご紹介していますが、局所麻酔薬のアレルギーではアナフィラキシーショックという状態になるため、非常に重篤な症状となります。
(正確には局所麻酔薬自体ではなく、添加されている防腐剤に対するアレルギーであることがほとんどです)

症状としては次のようなものがあります。

皮膚症状(赤くなったり、発疹が出たりします)、血圧低下、脈拍の触知不能、呼吸困難、顔面浮腫

もし過去に歯医者さんで麻酔を打った際にこのような症状が出た経験がある場合には、必ず事前にお伝えください。

局所麻酔薬のアレルギーと勘違いしやすいケースがあります。

同じくアレルギー以外にも麻酔時に異変を感じる状態があります。

動悸がした、気分が悪くなった、呼吸が荒くなった

このような症状の場合には神経原性ショックや過換気症候群(過呼吸)、麻酔薬の副作用の可能性があります。
これらは適切に対応すれば時間経過で改善いたします。

アレルギーでなくとも、麻酔時に不調をきたした経験があり、麻酔に対して心配がある場合には必ず事前にご相談くださいね。

最近では歯科のみならず、精神神経科をはじめとした医科と積極的に連携して治療を進める必要性があります。

その時の状態、経過などを確認した上で、こちらできっちりと対応させていただきます。

当院の患者様で、以前麻酔をした時に動悸がしたのですが、大丈夫でしょうか?という質問もあります。
麻酔をした後に動悸がするのは歯科では起こりやすい状態です。
多くの場合では時間経過で改善しますが、とは言っても患者様ご自身はとても心配だと思います。

以下、考えられる状況をご説明いたしますね。

●患者さん自身のストレスによるもの
動悸とは心臓の拍動が自分でも分かる状態です。
この原因として不安や恐怖、痛みなどのストレスがあります。
歯科治療では不安や緊張を感じやすい方が多いので、ただ歯科治療を受けているだけで動悸がする場合があります。

原因はストレスなので、ストレスを除去できれば時間経過で改善していきます。
動悸がしていることをこちらに言っていただければ、少し時間をおいたり、お話しさせてもらって安心していただくこともできます。
我慢しておられると状態が悪化する場合もありますので、無理せずお伝えください。

●麻酔薬の副作用のケース
麻酔薬には麻酔作用を増強するためにエピネフリン(アドレナリンとも言います)が添加されています。
このエピネフリンの作用により動悸がする患者さんがおられます。
(エピネフリンの作用なので、正確には麻酔薬の作用ではありません)

症状は一時的なもので、時間経過で改善します。
ですが、患者さんご自身ではなぜ動悸がしているのかが判断できないと思いますので、おかしいなと思ったら遠慮せずにお伝えください。

●その他の状況
確率は低いですが、上記以外の理由で動悸がする場合があります。

当院ではそのような状況でも対応できるよう、患者さんの状態を把握するための設備(生体情報モニターなど)を導入しています。
何か異常を感じたら我慢せずにすぐにお伝えください。
こちらでお調べいたします。

麻酔アレルギーがあるのですが、治療してもらえますか?というご質問にお答え致します。
実際に局所麻酔薬でアレルギーが出た経験がある場合には、非常に慎重な対応が必要となります。
ですがご自身で「アレルギーかも」と思われている場合には、実際にはアレルギーでない場合があります。

以下、局所麻酔薬のアレルギーについてご説明いたします。

局所麻酔薬のアレルギーとは
局所麻酔薬のアレルギーではアナフィラキシーショックという状態になるため、非常に重篤な症状となります。
(正確には局所麻酔薬自体ではなく、添加されている防腐剤に対するアレルギーであることがほとんどです)

症状としては次のようなものがあります。

皮膚症状(赤くなったり、発疹が出たりします)
血圧低下
脈拍の触知不能
呼吸困難
顔面浮腫
もし過去に歯医者で麻酔を打った際にこのような症状が出た経験がある場合には、必ず事前にお伝えくださいね。

 

麻酔のことでご心配な方、静脈内鎮静法による歯科治療をご希望の方は石神井公園駅前四季デンタルオフィスへご相談下さいませ。

TOPへ戻る