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医療コラム

姿勢と歯並び・歯の健康は関係あるの?|石神井公園駅前四季デンタルオフィス|石神井公園駅徒歩1分の歯科

姿勢と歯並び・歯の健康は関係あるの?

こんにちは。院長の中村です。

今回は、姿勢と歯並び・歯の健康は関係あるのかについてご説明致しますね。

あなたは姿勢が良いと感じていますか?最近はスマートフォンやタブレットを使用する際に首が下がったり、デスクワーク中についつい足を組んでいたりしている方が多く見受けられます。姿勢が悪いと歯ぎしりや顎の痛みなど、歯の健康に悪影響を与える可能性があります。

 

姿勢と噛み合わせの関係について

 

姿勢と噛み合わせは密接に関連しています。悪い姿勢が続くと徐々に体を支える筋力が弱まるため、猫背やお腹が突き出る姿勢になります。特に猫背は腰痛の原因になるだけではありません。胸が圧迫されて鼻呼吸が難しくなり、お口を開けた状態で呼吸をする「口呼吸」になりがちです。

 

口呼吸になると舌の位置が自然に下がり「低位舌(ていいぜつ)」の状態になります。鼻呼吸の場合は、舌は上の前歯の根元に軽く触れる位置にあり、上の歯列を支えています。しかし、低位舌はこのバランスが崩れてしまい、歯並びと噛み合わせが乱れる原因となるのです。

 

悪い姿勢が歯の健康に与える悪影響としては

 

悪い姿勢は歯並びや噛み合わせが悪くなるだけでなく、歯の健康に以下のような悪影響を与える可能性があります。

 

口腔衛生状態の悪化

悪い姿勢により口呼吸が習慣化すると、お口の中が乾燥し、唾液の流れが悪くなります。唾液にはお口の中の汚れを洗い流す役割がありますが、乾燥により機能が低下すると唾液の恩恵を受けられません。その結果、お口の中の細菌が繁殖しやすくなり、むし歯や歯周病、口臭のリスクが高まる可能性があります。

 

歯ぎしり・食いしばりが生じやすくなる

姿勢が悪くなると首や肩の筋肉が常に緊張した状態になります。これらの筋肉はお口周りの筋肉とつながっているため、その緊張がお口の筋肉にも影響を及ぼします。その結果、歯ぎしりや食いしばりが生じやすくなるのです。

 

歯ぎしりや食いしばりは、就寝中や集中しているとき、ストレスを感じているときなどに現れます。そのため、ほとんどの方が自覚がありません。しかし、放置すると歯や歯ぐきにダメージを与え、歯が欠けたり歯周病が進行するリスクが高まります。

 

また顎関節症になりやすいです。

歯ぎしり・食いしばりがつづくと顎関節にも負担がかかり、顎関節症のリスクが高まります。顎関節症とは、口を開ける際に痛みを伴ったり、口を大きく開けられないといった症状が出る病気のことです。悪化すると食事や会話などに支障をきたす可能性があります。

 

悪い姿勢は全身の健康にも悪影響なのですよ。

悪い姿勢は肩こりや頭痛、腰痛を引き起こすだけではありません。消化器官が圧迫されて消化不良の原因となり、長期にわたると肥満につながる可能性があります。また、外見にも影響を及ぼし、実際の年齢よりも老けて見えてしまうこともあります。悪い姿勢は全身の健康や見た目などに悪影響を及ぼすため、改善に努めることが重要です。

 

姿勢を良くするには?

姿勢を良くしたいと思っていても、正しい姿勢をキープするのは難しいことがあります。

ここでは、姿勢を良くする簡単な方法を4つ紹介します。

 

ストレッチ

筋肉をほぐすことで猫背の予防ができます。ここでは、自宅で簡単にできるタオルを使ったストレッチを紹介します。

 

まず、バスタオルを2~3枚用意しましょう。重ねて筒状にし、肩甲骨の部分にタオルが触れるように置き、床に仰向けになります。この際にタオルを気持ち良いと思える厚みに調整するのがポイントです。

 

顎を引くように意識しながらバンザイのポーズを取ります。この姿勢を1~2分間キープしながらゆっくりと呼吸を続けましょう。

 

トレーニング

トレーニングで体幹を鍛えるのも有効です。運動が苦手という人でも挑戦しやすいトレーニングを紹介します。

 

まず、うつ伏せの姿勢で肘を90度に曲げ、足の先から腰あたりまで床に近づけます。次に腹筋、背筋、足全体に力を入れて、体を一直線の状態に保ちます。30秒~1分間この姿勢をキープしましょう。ポイントは、横から見た時にかかとから肩にかけて一直線になるようにすることです。初めての方は短い時間から始め、少しずつ時間を延ばしていきましょうね。

 

机と椅子の高さを合わせる

 

デスクワークをする際は、机と椅子の高さの調整が重要です。

 

椅子は背中が支えられるものを選び、床に足がしっかりとつく高さに設定しましょう。これにより、腰への負担が軽減され、長時間の作業も楽にできます。

 

また、パソコンで作業をする際は、モニターの位置を調整することも忘れずに。モニターは目線の高さに合わせることで下を向く姿勢を避けられ、首や肩への負担を軽減できます。

 

スマートフォンの操作に注意する

スマートフォンを操作する際、無意識に下を向いてしまう方も多いのではないでしょうか。

 

低い位置で使用すると首への負担が増えて、ストレートネックになるため注意が必要です。スマートフォンを使用する際は、目線の高さでキープするように心掛けましょう。また、長時間の使用は目の疲れや姿勢の悪化につながるため、定期的に休憩を取り入れてくださいね。

 

つまり

悪い姿勢は猫背や口呼吸を引き起こし、歯並びや全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。姿勢を正す努力は歯の健康を維持するためにも重要です。ストレス解消やトレーニングなど、できることから始めて少しずつ改善していきましょうね。

 

歯のことで困ったら、石神井公園駅前四季デンタルオフィスへ。

 

 

 

 

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