ヘッダー画像

医療コラム

|石神井公園駅前四季デンタルオフィス|石神井公園駅徒歩1分の歯科

こんにちは。院長の中村です。

ご存知ですか?認知症と歯周病の関係について

 

認知症って?

国内における認知症患者数は、年々増加しており、今後5年ごとに100万人ずつ増えると予測されています。2026年には、65歳以上の5人に1人が認知症になるといわれています。

 

 認知症は脳の老化による物忘れとは違い、何らかの病気によって脳の神経細胞が傷つき破壊されて起こる症状や状態をいいます。

 

脳の老化による物忘れは、忘れたことを自覚しており、忘れたことはヒントがあれば思い出せます。しかし、認知症は忘れた自覚がなく、ヒントがあっても思い出すことができません。認知症が進行すると、徐々に理解力や判断力がなくなり、日常生活に支障をきたします。

 

 

認知症のうち、全体の約70%はアルツハイマー型認知症です。脳血管型認知症は約20%、レビー小体型認知症は約4%です。これらは「三大認知症」といわれ、全体の約94%を占めています。

 

歯周病との関係は?と言いますと

歯周病は50歳代以上の約80%がかかっている疾患です。

 

 近年、歯周病と認知症の関連は注目を集めています。2020年、歯周病菌が体内に侵入し、認知症の原因物質が脳に蓄積して記憶障害が起きる仕組みを大学の研究チームが解明しました。

 

 認知症の約7割を占めるアルツハイマー型認知症は「アミロイドベータ」などの異常なタンパク質が、長年少しずつ脳に蓄積することで発症するといわれています。近年の研究により、歯周病菌が原因となり、アミロイドベータが脳へ蓄積する速度を速めてしまうことがわかりました。

 

 また成人で歯を失う原因のうち、最も多いのが歯周病ですが、歯が抜けている本数が多いほど認知症を発症しやすいこともわかっています。

 

 歯周病の治療や予防で、認知症の発症や進行を遅らせることができる可能性があります。

 

 歯周病菌はアルツハイマー型認知症だけでなく、糖尿病や誤嚥性肺炎を引き起こすリスクがあることもわかっています。

 

認知症を予防する方法や薬の開発が望まれますが、まだ見つかっていません。まずは、毎日の正確な歯のブラッシングと定期的な歯科検診によって、認知症を予防しましょうね!

 

 

歯周病菌などの細菌が血管に入り込んで脳に到達し、認知症(アルツハイマー型など)の原因物質である異常タンパク質(アミロイドβ)の蓄積や脳の炎症を加速させます。また、歯を失うことで「よく噛む」刺激が減り、脳の機能低下を招くことも深く関係しています。歯周病と認知症の関係について、主に以下の3つのメカニズムが解明されています。毒素による脳の炎症歯周病菌(代表的なものにP.g.菌)が歯ぐきの血管から体内に侵入し、脳に到達すると、特殊な酵素(毒素)を放出します。これが引き金となり、アルツハイマー病の原因となる「アミロイドβ」の脳内蓄積を促進してしまうことが分かっています。慢性的な全身の炎症歯周病は口の中だけでなく、慢性的な炎症を引き起こしています。この炎症物質が全身を巡ることで、脳の神経細胞を攻撃し、認知症を悪化させる要因となります。咀嚼(噛む)刺激の減少歯周病で歯を失うと、食べ物をしっかり噛むことができなくなります。噛む回数が減ると脳への刺激が低下し、脳の血流や神経伝達物質(記憶や学習に関わるアセチルコリンなど)が減少するため、脳の機能低下が進みやすくなります。このように、口の中の健康を保つことは、全身の健康だけでなく脳の老化や認知症の予防にも直結します。歯周病は「沈黙の病気」と呼ばれ、自覚症状がないまま進行することが多い病気です。毎日の丁寧なブラッシング(歯間ブラシやデンタルフロスの併用)に加え、かかりつけの歯科医院で定期的な検診とプロによるクリーニングを受けることが推奨されていますよ。

定期的なクリーニングは認知症の予防にもなりますよ!

石神井公園駅前四季デンタルオフィスでお待ちしております。

TOPへ戻る