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医療コラム

ご高齢の方やお薬を飲まれている方の当院の入れ歯治療|石神井公園駅前四季デンタルオフィス|石神井公園駅徒歩1分の歯科

ご高齢の方やお薬を飲まれている方の当院の入れ歯治療

こんにちは。院長の中村です。

ご高齢の方やお薬を飲まれている方の当院の入れ歯治療についてご説明致しますね。

当院は補綴治療(入れ歯、セラミック治療)が専門です。

 

義歯(入れ歯)治療は、歯を欠損した部分に歯を入れる、いわば無から有を作る、その点にとても惹かれました。大学卒業後は大学に残り、補綴科で義歯治療について深く学びたいと思い、義歯治療の知識や経験を沢山積みました。さらにその時に義歯が持つ力といいますか、その有用性を実感することが多かったのですね。体の機能回復や生活の質の向上につながる義歯の重要性を改めて認識しました。

 

現在も東京医科歯科大学の補綴科の非常勤講師として学生実習指導を行っています。ただコロナ禍になってからは以前のように緻密な指導ができなくなっています。手技の微妙なニュアンスを伝えられなかったりとなかなか細かいところまで伝えきれていないと思います。教える立場としては義歯治療の今後が少し心配でもありますね。

 

義歯治療もその後のメンテナンスが極めて重要です。

診療の際は、安心して通っていただけて、帰る時には来て良かったと思ってもらえる歯科クリニックをめざしています。そのためにはまず痛くない治療が必要だと考えています。例えば、麻酔の時には、必ず表面麻酔をして体温と同じ温度に温めた麻酔液を細い針を使ってゆっくりとした圧力で注入するようにしています。もう一つ大切にしているのは患者様とのコミュニケーションですね。治療の開始時にはこれから何をするか、治療中は何をしているか、治療後にはその日の治療内容と次回の治療内容を必ずお伝えしています。患者様は何の治療をしているかわからないと不安がますます募るばかりでしょう。

 

 

義歯治療では噛み合わせが大切と思っている人も多いのですが、「噛める」と「食べられる」とはイコールではないのですね。食べる行為には食べ物を噛み、咀嚼し、飲み込むという一連の動作が必要です。咀嚼の目的は、舌や頬の筋肉などによって食べ物を唾液と混ぜ合わせ飲み込みやすい食塊を作ることです。また、飲み込む時には舌の力が必要で上顎に舌がつかないとうまく飲み込めないのです。高齢になりますと舌が下方に落ちてきて上顎につきづらく、嚥下の機能が低下します。義歯治療ではこうした一連の動作がスムーズに行えるよう口腔内の状況に即した義歯を作ることが大切なのです。もしも舌が上顎につかないのであれば、義歯の上顎部分を厚く作るなど、オーダーメイドで作製しています。また、最近では、金属を使わない目立たない部分義歯など治療の選択肢が増えています。

 

義歯治療の後もメンテナンスは必要です。

義歯治療は義歯が完成したからといってそれで終わりではありません。むしろ実際に使い出してからが重要です。その人の口に適した義歯を作っても、実際に使うと、噛み癖や歯茎のやわらかさなどによってちょっとしたひずみや誤差も出てきます。ですので、定期的なチェックと微調整が必要なのです。それを怠ると義歯が痛い、合わないといった不具合が起きてくる可能性があります。義歯は外して手入れできることが一つの大きな利点です。ただ「外せる」と「外れてしまう」とでは大違い。外れたりしないように作るのは基本中の基本ですね。もう一点、部分義歯の場合、良い義歯にするためには残っている歯がしっかりしていることが重要です。そのためにも当院では歯周病の予防にも力を入れています。歯周病は糖尿病など全身疾患とも深い関係にありますから予防・管理がとても大切になります。

 

患者様が使用している薬の情報を把握、全身管理にも配慮しております。

 

患者様の中には内科疾患や整形疾患などで投薬治療を受けている方もおられます。当院ではお薬手帳を確認してその薬の情報を皆で共有しています。それぞれお薬の種類や量によって体の状態を把握して、治療の際には細心の注意を払っています。例えば血圧が高めの方、血圧のお薬を服用している方には必ずモニターもしくは、血圧を計りながら治療致します。糖尿病の人は血糖コントロールをどのようにしているか、インスリンを使用しているかどうかなど確認しています。心筋梗塞や脳梗塞などの治療で抗血栓薬を飲んでいる方の場合は、歯石除去の時など出血が多くなる可能性もありますので、細心の注意をはらっております。こうしたことを事前に説明しておけば、患者様も安心して歯科治療を受けられるでしょう。このように患者様が使っているお薬を把握して歯科治療にあたっているクリニックは珍しいのではないかと思います。

 

 

義歯(入れ歯)のことなら、石神井公園駅前四季デンタルオフィスへ。

 

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